2008年 10月17日
Posted by 江 建 クライアントサービス

前回の投稿では、RSS経由の訪問者のサイト利用状況を解析することが、ウェブサイト運営者にとって重要であることをご説明いたしました。

RSSフィードからのアクセスでは、リファラー情報が取得できないため、一般的にトラッキングが難しいと言われていますが、リダイレクトを利用する手法と、記事のURLの末尾にトラッキング用のパラメータを埋め込む手法の二種類があるとご説明しました。

今回は、その続編として、後者の手法のうちMovable Type でトラッキング用のパラメータを埋め込み方をご紹介したいと思います。このような仕込をすることで、RSS購読者が他の読者とどのように傾向が相違するかを認識できます。

Movable TypeでRSSをトラッキングする方法
Movable Type の標準配信フィードであるATOMとRSS2.0の場合に分けてそれぞれどの箇所にパラメータを付加するかを例示いたします。いずれの場合も、RSS 経由であることがわかるように、Google Analyticsの仕様に合わせて、”?”以降ではじまるパラメータを付加します。

(A) ATOM の場合
1 下記のコードを見つけます。
<link rel="alternate" type="text/html" href="<$MTEntryPermalink encode_xml="1"$> " />

2 下記の例のように、上記コードへパラメータを付与します。
<link rel="alternate" type="text/html" href="<$MTEntryPermalink encode_xml="1"$> ?utm_source=website&utm_medium=rss" />
* utm_source=websiteの”website”部分は、お客様のウェブサイト名など任意のものをご利用ください。

3 ファイルを再構築します。



(B) RSS 2.0の場合
1 下記コードを探します。
 <link> <$MTEntryPermalink encode_xml="1"$> </link>

2 下記サンプルのように上記コードへパラメータを付与します。
 <link> <$MTEntryPermalink encode_xml="1"$> ?utm_source=website&utm_medium=rss</link>
* utm_source=websiteの”website”部分は、お客様のウェブサイト名など任意のものをご利用ください。

3 ファイルを再構築します。


このようにパラメータを付けることで、RSS経由のアクセス状況は、下図のとおり、「トラフィック」レポートの「全ての参照元」ページで確認することができます。










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