閲覧時間が 0 秒、直帰率が 100% のページが記録される理由
2008年5月31日土曜日
2008年 5 月 31 日
Posted by 小杉 国太郎 クライアントサービス
サイトの訪問者がサイトに滞在した時間やページごとの閲覧時間は、ユーザーセクションの [ユーザーの滞在時間] や、コンテンツセクションの [上位のコンテンツ] などのレポートでご確認いただけますが、これらのレポートに関してユーザーの皆様からは下記のようなご質問を、よくお寄せいただきます。
*よくあるご質問
「平均滞在時間レポートで滞在時間が0秒の日が多いのは何故ですか?」
「上位のコンテンツレポートで閲覧時間が0秒、直帰率が100% のページはどういった場合が考えられますか? 」
「キーワードレポートで閲覧時間が0秒のキーワードが表示されるのはどうしてですか?」
[クリックすると画像が大きくなります]

*原因
これらの値がレポートに表示される場合、いくつかの理由が考えられます。
a) 訪問者が閲覧開始ページから直帰した。
ページ毎の閲覧時間は、当該ページの閲覧を開始した時間と、その次のページビューが発生した時間のギャップから算出されます。そのため直帰したセッション*1 は正しい閲覧時間を計測できないので、Analytics では一律 0 秒を割当てることにしています。尚、 2 ページ以上閲覧したセッションの最後の閲覧ページ (離脱ページ) も、次のページビューがないため、正しい閲覧時間を計測することができませんが、この場合は直帰とは扱いが異なり当該ページの閲覧時間に含まれません。
b) 一部のページにトラッキングコードが設置されていない。
訪問者が実際には直帰していなくても、例えばトップページにしかトラッキングコードを設置していないようなサイトの場合*2、トップページの次に訪問者が閲覧したページを Analytics が認識できないため、結果的に直帰として扱われてしまう場合もあります。
*改善の考え方
サイトがBlog のようにトップページだけで全ての情報を閲覧できるサイトの場合、直帰数は多くなる傾向がありますが、そのような性質のサイトでないにも関わらず、サイト全体の直帰率が高かったり、平均滞在時間が 0 秒の日が多い場合は、まずサイトの全てのページにトラッキングコードが正しく設置されていることをご確認ください。 Google Analytics SiteScan ツール (英語) を利用すると簡単にコードの有無をチェックすることができます。
直帰が記録されたページやキーワードが、キーワード広告のランディングページや登録キーワードだった場合、訪問者が広告をクリックした時点で期待する情報とランディングページのコンテンツのミスマッチを少なくして、魅力的な広告やランディングページを作成することで、次のページへ誘導率を高めることができます。ランディングページの最適化につきましては、考え方や手法を詳細に解説した、こちらの記事を是非ご覧ください。
*用語解説
*1 直帰したセッション
直帰はセッションを開始したページ (閲覧開始ページ) から移動せずに、サイトから離脱した(他のサイトへ移動、またはブラウザを閉じた)訪問です。セッションは 30 分以上、次のページビューがないとタイムアウトします。直帰数を当該ページの閲覧開始数で割ったものが直帰率となります。
*2 トラッキングコードの設置対象ページ
Analytics はトラッキングコードを設置していないページのアクセスを記録することはできないので、トラッキングコードは全ての解析対象ページに設置していただく必要があります。その際、ページごとにプロファイルを作成する必要はありません。一つのプロファイルが発行するトラッキングコードを、解析したい全てのページにコピーして設置してください。サイト全体に同一のコードを設置していただけば、一つのプロファイルでサイト全体のアクセスをご覧いただけます。
Posted by 小杉 国太郎 クライアントサービス
サイトの訪問者がサイトに滞在した時間やページごとの閲覧時間は、ユーザーセクションの [ユーザーの滞在時間] や、コンテンツセクションの [上位のコンテンツ] などのレポートでご確認いただけますが、これらのレポートに関してユーザーの皆様からは下記のようなご質問を、よくお寄せいただきます。
*よくあるご質問
「平均滞在時間レポートで滞在時間が0秒の日が多いのは何故ですか?」
「上位のコンテンツレポートで閲覧時間が0秒、直帰率が100% のページはどういった場合が考えられますか? 」
「キーワードレポートで閲覧時間が0秒のキーワードが表示されるのはどうしてですか?」
[クリックすると画像が大きくなります]

*原因
これらの値がレポートに表示される場合、いくつかの理由が考えられます。
a) 訪問者が閲覧開始ページから直帰した。
ページ毎の閲覧時間は、当該ページの閲覧を開始した時間と、その次のページビューが発生した時間のギャップから算出されます。そのため直帰したセッション*1 は正しい閲覧時間を計測できないので、Analytics では一律 0 秒を割当てることにしています。尚、 2 ページ以上閲覧したセッションの最後の閲覧ページ (離脱ページ) も、次のページビューがないため、正しい閲覧時間を計測することができませんが、この場合は直帰とは扱いが異なり当該ページの閲覧時間に含まれません。
b) 一部のページにトラッキングコードが設置されていない。
訪問者が実際には直帰していなくても、例えばトップページにしかトラッキングコードを設置していないようなサイトの場合*2、トップページの次に訪問者が閲覧したページを Analytics が認識できないため、結果的に直帰として扱われてしまう場合もあります。
*改善の考え方
サイトがBlog のようにトップページだけで全ての情報を閲覧できるサイトの場合、直帰数は多くなる傾向がありますが、そのような性質のサイトでないにも関わらず、サイト全体の直帰率が高かったり、平均滞在時間が 0 秒の日が多い場合は、まずサイトの全てのページにトラッキングコードが正しく設置されていることをご確認ください。 Google Analytics SiteScan ツール (英語) を利用すると簡単にコードの有無をチェックすることができます。
直帰が記録されたページやキーワードが、キーワード広告のランディングページや登録キーワードだった場合、訪問者が広告をクリックした時点で期待する情報とランディングページのコンテンツのミスマッチを少なくして、魅力的な広告やランディングページを作成することで、次のページへ誘導率を高めることができます。ランディングページの最適化につきましては、考え方や手法を詳細に解説した、こちらの記事を是非ご覧ください。
*用語解説
*1 直帰したセッション
直帰はセッションを開始したページ (閲覧開始ページ) から移動せずに、サイトから離脱した(他のサイトへ移動、またはブラウザを閉じた)訪問です。セッションは 30 分以上、次のページビューがないとタイムアウトします。直帰数を当該ページの閲覧開始数で割ったものが直帰率となります。
*2 トラッキングコードの設置対象ページ
Analytics はトラッキングコードを設置していないページのアクセスを記録することはできないので、トラッキングコードは全ての解析対象ページに設置していただく必要があります。その際、ページごとにプロファイルを作成する必要はありません。一つのプロファイルが発行するトラッキングコードを、解析したい全てのページにコピーして設置してください。サイト全体に同一のコードを設置していただけば、一つのプロファイルでサイト全体のアクセスをご覧いただけます。