Google アナリティクス チーム
この記事は、英語ブログ記事をもとに構成しています。原文はこちら→



昨年、ユニバーサル アナリティクスをリリースしました。

ユニバーサル アナリティクスは、プラットフォームを越えて、またデバイスをつなげて計測を行う新しい技術です。先日の Google アナリティクス サミットで発表させていただいたように、過去のデータを失うことなく、既存のプロパティを新しいユニバーサル アナリティクスのインフラにアップグレードする方法を提供します。

今回、"Universal Analytics Upgrade Center" をご用意しました。移行にあたって、2 段階の簡単なステップでユニバーサル アナリティクス対応の Google アナリティクスに移行できます。

2 段階のアップグレードを完了したあとは、過去のデータも引き続きアクセスできますし、ユニバーサル アナリティクスの新しい機能、カスタムディメンションとカスタム指標、シンプルなトラッキングコード、クロスドメインを簡単に設定できる機能をご利用いただけます。

アップグレードをはじめるには

クラシックな Google アナリティクスのプロパティをユニバーサル アナリティクスに移行するのは以下の 2 段階です。

  • ステップ 1:プロパティをユニバーサル アナリティクスへ

今後少しづつ、すべてのアカウントの「アナリティクス設定」の画面上プロパティのセクションに、移行のためのツールをリリースしていきます。今後数週間で、あなたのプロパティでも見えるようになる予定です。


  • ステップ 2 : ユニバーサル アナリティクスのタグに張り替える

ステップ 1 を完了した後、トラッキングコードを変更できます。ウェブサイト上の analytics.js 用の JavaScript ライブラリ、モバイルアプリの Android または iOS の SDK v2.x 以上を利用します。

ユニバーサル アナリティクスへの自動移行の実施

ゴールは、すべてのプロパティをユニバーサル アナリティクスに切り替えることです。今後、Googleアナリティクスの改定や新しい機能は、すべてユニバーサル アナリティクスのインフラ上で構築していく予定です。そのため、今後数ヶ月後には、クラシックのアナリティクスのプロパティを、自動的に移行する段階に入る予定です。


アップグレードのための提供情報

皆さんが持つ共通の疑問に答えるため、今回のアップグレードについてのガイドとして、Universal Analytics Upgrade Center をご用意しました。このガイドは、アップグレードプロセスの概要開発者用の技術リファレンスプロジェクトの実施フェーズのスケジュールについて記載しています。また、FAQもご用意しています。

移行にあたっていくつか注意点がございます。たとえば、ユニバーサル アナリティクは、まだ現段階ではリマーケティング用の dc.js には対応していません。dc.js をご利用の場合には、その機能が対応するまでお待ちいただく必要があります。これらの情報をよくお読みになり、アップグレードを進めていただければと思います。

さらに知りたい情報があれば、Googleグループの Universal Analytics Google Group をご活用ください。質問をしたり、回答を検索することができます。

今回、ユニバーサル アナリティクスへ、アップグレードするプロセスをご提供しますので、ぜひ、この機会にこれらのガイドをご活用ください。また、上記の Universal Analytics Upgrade の Google グループに、皆さまのご意見やフィードバックをお寄せください。皆さんの声を大切にしていきたいと思います。

以上