顧客行動分析のさらなる進化 : Google アナリティクスの新機能

2016年5月26日木曜日 | 11:57

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この記事は、Google アナリティクス ソリューション 英文ブログ記事 「Better insight into your customer interactions with Google Analytics」 を元に構成しております。


数週間前にご紹介したように、サイト解析ツールとデジタル マーケティング ツールとの間でデータのやりとりを可能にすることは、カスタマー ジャーニーの全貌の把握に大きな効果を発揮します。パーソナル化や的確さといった面でユーザーが企業に期待する水準は高まり続けており、今日のビジネス経営には顧客に対する十分な理解が欠かせません。

顧客の理解とセグメント化を進めるにあたって主な情報源となるのは、サイトやアプリの解析データです。というのも、多くの企業にとってユーザーとの接触が最も頻繁に発生する場はサイトやアプリだからです。アナリティクスおよびアナリティクス 360 には、ユーザー群に対してライフタイム バリューの測定やエンゲージメント状況の分析を行う機能があらかじめ備わっていますが、特に重要な顧客の動向を明らかにするためには、さらに踏み込んだ分析が必要となることも珍しくありません。本日ご紹介する新機能「ユーザー エクスプローラ」は、まさにこういったニーズを想定した、ユーザー志向の分析ツールです。ユーザー エクスプローラでは、個々のユーザーがサイトやアプリで取った行動を、匿名性を維持しつつも個別的に分析することにより、オンラインで提供するユーザー体験の質の向上に活かすことができます。

たとえば、上位 10 人の顧客がサイトやアプリに対してどのような行動を取っているか調べたいとします。ユーザー エクスプローラを使用すれば、ある期間中の購入額や利用額が最も多かったユーザーたちに注目し、その期間に各ユーザーがサイト上でたどった経路(ジャーニー)を分析することができます。こういった分析によって個々のユーザーの行動や反応を明らかにすることで、総合的なユーザー体験やコンバージョン経路の最適化につながる新しい発見が得られる可能性もあります。またユーザー エクスプローラは、マーケティング活動の指針としても新たな可能性を秘めています。たとえば、最近コンバージョンに至っていないユーザーを(匿名のまま)特定し、手持ちのマーケティング チャネルを通して利用再開に向けた働きかけを行うような活用方法が考えられます。

ユーザー エクスプローラを既存のユーザー志向機能と組み合わせれば、さらに分析を深めるとともに、データの実用性を高めることができます。ユーザー エクスプローラで特定した高価値ユーザーを Google アナリティクスの「セグメント」として保存すれば、各種レポートでもこれらのユーザーに注目した分析を行い、サイトでの行動傾向を明らかにすることができます。セグメントをもとにユーザーリストを作成すれば、これらのユーザーにターゲットを絞ったリマーケティングも可能です。コホート分析レポートを利用すれば、作成したセグメントについて、ユーザー維持率をはじめとするエンゲージメント関連の主要指標のパフォーマンスを調べることができます。該当ユーザーを獲得した時期や、翌日再訪問してくれたユーザーの割合、1 日あたりの購入件数など、さまざまな分析が可能です。アクティブ ユーザー レポートは、過去 1 日、過去 7 日間などの期間を指定して該当セグメントのアクティブ ユーザー数を確認できるため、顧客基盤の規模やその変化の把握に役立ちます。

この新機能を分析の強化とユーザー体験の改善にご活用いただければ幸いです。皆様のご利用をお待ちしております。


投稿者: Gene Chan(Google アナリティクス チーム)

Google Ads & Analytics Innovations キーノート

2016年5月25日水曜日 | 10:45

日本時間の昨夜に開催された、Google パフォーマンス サミットの映像をご紹介します。Google が贈る最新のモバイル を中心としたイノベーションをぜひご覧ください。

Firebase Analytics でアプリ中心の分析が可能に

2016年5月24日火曜日 | 19:09

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この記事は、Google アナリティクス ソリューション 英文ブログ記事 「App-First Analytics with Firebase Analytics」 を元に構成しております。


Firebase Analytics とモバイルアプリ向け Google アナリティクスは異なるソリューションではありますが、どちらも同じチームによって、Google アナリティクス、Google タグマネージャ、Google アナリティクス 360 スイート、Firebase Analytics がシームレスに連携するよう開発されました。Firebase の優れたアプリ分析機能の詳細をご紹介するため、Firebase ブログに掲載された Firebase Analytics の解説記事をこちらにも改めて投稿いたします。Google アナリティクス サービスと Firebase Analytics の連携方法について詳しくは、アナリティクス 360 と Google アナリティクスの概要をご覧ください。

Firebase ブログへの投稿を引用: Russell Ketchum - グループ プロダクト マネージャー

デベロッパーの皆様、Firebase へようこそ!Firebase プラットフォームには、1 回のブログ投稿ではお伝えしれきれないほど多くの特長があります。そこで今後数週間にわたって、Firebase の一つひとつの機能をブログ記事としてご紹介してまいります。その初回となるこの記事では、無料で無制限に使える分析ソリューションである Firebase Analytics の概要をご案内いたします。

アプリで成果を上げるには情報分析が不可欠です。そこで Google が Firebase の機能拡張を実施した際には、アプリ開発とアプリビジネスの発展をサポートできるよう、極めて小規模なスタートアップ企業から既存の大規模企業まで、あらゆる規模のアプリ デベロッパーのニーズを満たす分析ソリューションの構築に力を入れました。

そうして出来上がった Firebase Analytics は、モバイルアプリのために一から開発された、無料で無制限に使える分析ツールです。Firebase プラットフォームの中核を成す Firebase Analytics は、成果を生むアプリを開発するために必要な分析情報を提供します。

1 つのソリューションであらゆるアプリ分析が可能

アプリ内でのユーザー行動を分析して把握できる Firebase Analytics には、そのために必要なあらゆる指標(ユーザーあたりの平均収益額、アクティブ ユーザー数、ユーザー維持率、イベント数など)が備わっており、ユーザーによるアプリの使用方法を示すユーザー プロパティ データ(デバイスの種類、アプリのバージョン、OS のバージョンなど)と組み合わせて分析することが可能です。

データの収集は簡単で、複雑な設定は不要です。Firebase をアプリに導入すると、初回起動(インストールと同様の指標)やアプリ内購入といった主要なイベントが自動的に測定されます。また、最大 500 種類のイベントを測定できるほか(イベントごとに最大 25 個の Key-Value ペア パラメータを設定可能)、ほんの数行コードを追加すれば、ご自身のアプリに固有の推奨イベントやカスタム イベントを測定することも可能です。

アイテムの購入や他のユーザーとのアプリの共有など、お客様にとって他より価値の高いアプリ内イベントがある場合は、そうしたイベントをコンバージョン トラッキングで定義して専用の目標到達プロセスを設定すれば、ユーザーがそのプロセスのどこで離脱しているかを把握できます。



しかし、Firebase Analytics の機能はユーザー行動の分析だけではありません。地域情報やユーザー属性、ユーザーの興味や関心といった豊富なデータセットを使って分析することで、アプリの機能を改善し、マーケティングの取り組みを効果的に改善できます。

アプリ分析には標準的なユーザー属性データも役立ちますが、ご自身のアプリに固有のユーザー プロパティを把握することも重要です。Firebase Analytics を使うと、アプリのすべてのユーザーに対してカスタムなユーザー プロパティを設定できます。フィットネス アプリであれば各ユーザーの好みのエクササイズを記録したり、音楽アプリであれば各ユーザーのお気に入りのジャンルを記録したりできるのです。また、Firebase Analytics は Google が完全管理するデータ ウェアハウス「BigQuery」とも統合されているため、Firebase の生データを BigQuery にエクスポートすれば、カスタムデータを使ってさらに詳しい分析も可能です。

アプリ マーケティングの効率と効果を向上

ユーザー行動の把握は Firebase Analytics の重要な機能の 1 つですが、広告掲載やマーケティングによってユーザー行動にどのような影響が出ているかを把握するための機能も欠かせません。Firebase Analytics では、アプリ内でのユーザー行動とトラフィック ソースが自動的にリンクされ、価値の高いユーザーの参照元がわかります。Google AdWords など 20 種類以上の主要な広告ネットワークと連携して機能するため、新しい SDK を導入する手間をかけずにマーケティングや広告掲載の費用対効果を簡単に把握できるのです。また、Firebase Analytics のコンバージョン イベントを Google AdWords に直接インポートすれば、アプリで発生する特定のユーザー イベントに、個別の入札単価を簡単に設定できます。

Firebase の要は Firebase Analytics

実用的な分析データが得られるように開発された Firebase Analytics では、ユーザーリスト機能を使用して、ユーザーのイベントデータやユーザー プロパティに基づいてユーザー セグメントを構築できます。たとえば、カートにアイテムを追加したものの購入に至らなかったユーザーや、200 曲以上のクラシック音楽を聴いたユーザーなどのユーザーリストを構築できるのです。

リモート設定といった Firebase の他の機能でこうしたユーザーリストを利用すれば、特定のリストのユーザーだけを対象にアプリのデザインを変えることが可能です。また、ニュースレターの配信登録を行ったユーザーや、フィットネス アプリで一定のレベルに達したユーザーなどに対して、表示するホーム画面をカスタマイズすることもできます。こうしたアレンジは、Firebase Analytics のリモート設定とユーザーリスト機能を使って、Firebase コンソールから直接行うことができます。

Firebase Analytics のユーザーリストは通知機能でも利用可能で、任意のユーザーリストのみを対象にアプリ内通知を送信できます。たとえば、ゲームアプリ内のショップに新しい鎧を追加したら、過去にアプリ内でアイテムを購入したユーザーだけに、その情報を通知することができます。また、Firebase アカウントを AdWords アカウントにリンクすれば、広告キャンペーンでユーザーリストを使って休眠ユーザーに再アプローチすることも可能です。Firebase Analytics のアプリ分析機能の詳細については、こちらの動画をご覧ください。


Firebase は単体でも優れた機能を発揮しますが、その真価は Firebase Analytics によって Firebase の他の機能にもたらされるユーザー分析情報にあります。この分析情報こそが、モバイルアプリの開発、改善、収益化をサポートする要なのです。

投稿者: Russ Ketchum - グループ プロダクト マネージャー(Google アナリティクス チームおよび Firebase チーム一同)

Firebase へようこそ: モバイルアプリ向け Google タグマネージャとタグマネージャ 360 の次世代ソリューションのご紹介

| 12:11

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この記事は、Google アナリティクス ソリューション 英文ブログ記事 「Welcome to Firebase: Introducing the next generation of Google Tag Manager and Tag Manager 360 for Mobile Apps」 を元に構成しております。


Google タグマネージャは、ウェブサイトやアプリにおける分析やリマーケティング、コンバージョン トラッキングなどで使用される、さまざまなタグの実装と管理を容易にするソリューションです。このたび、iOS と Android 向けのモバイルアプリ開発用に Google が提供を開始した新しいプラットフォーム Firebase の登場によって、タグマネージャやタグマネージャ 360 を使ったアプリ内測定が、かつてないほど簡単でパワフルなものになります。

先週の Google I/O でお知らせしたように、Google では Firebase の機能を拡張し、Google のプロダクトやサービスを使ったアプリ開発をこれまで以上に容易にする統合型モバイル開発プラットフォームへと進化させています。そして、その対象サービスの 1 つが Google タグマネージャです。モバイルアプリ向けのタグマネージャとタグマネージャ 360 の最新バージョンは Firebase との連携によって、開発とマーケティングの両方の機能を拡張できるように設計されています。

統合型のアプリ内ソリューション

Firebase の中核を成す Firebase Analytics は、モバイルアプリ専用に開発された、無料で無制限に使える分析サービスです。しかし、単なる分析サービスではありません。ビジネスに貢献している重要な要素から、ユーザー行動の詳細に至るまで、アプリ内で発生するあらゆる要素をくまなく測定できる統合型サービスです。Firebase Analytics を使えばアプリ内のあらゆるデータを一元的に把握して、Firebase のさまざまな機能や Google サービスと共有できます。これにより、タグマネージャでは Firebase Analytics が新たなデータレイヤーとなります。つまり、Firebase Analytics をご利用の方はどなたでも、コード変更なしでタグマネージャをすぐにお使いいただけます。

Google タグマネージャやタグマネージャ 360 をご利用いただくには、Firebase にお申し込みのうえ、タグマネージャにログインします。そして、新しい Firebase コンテナを設定してから、Firebase Analytics Google タグマネージャの両方をアプリに追加してください。Firebase Analytics で測定したデータはすべて、タグマネージャのタグ、トリガー、変数でご利用可能です。

アプリ測定を動的に管理

Firebase Analytics を使うと、アプリ内でのあらゆるユーザー行動を簡単に測定できます。イベントに間違ったラベルを付けたり、重要なパラメータを追加し忘れたりした場合でも、タグマネージャやタグマネージャ 360 を追加しておけば、アプリを更新せずに、測定に必要な設定を適切に変更できます。

マーケティングのご経験が長い方はご存じかと思いますが、タグの設定変更は、たとえ簡単なものであっても多大な時間と労力を要します。マーケティング部門と開発部門との調整が必要になり、他のプロジェクトからリソースを奪うことにもなります。そこでタグマネージャと Firebase を使用すれば、測定に必要な設定変更とアプリの開発サイクルを切り離すことができます。それにより、開発部門とマーケティング部門との連携も効率化されます。

1 つの SDK で複数の選択肢

Firebase は、アプリ開発とユーザー行動の測定をかつてないほど簡単にするよう作られています。ただし、汎用ソリューションではありません。アプリの開発やマーケティングの現場では、複数のベンダーのソリューションが使われることが少なくありません。そのような場合は、Google タグマネージャやタグマネージャ 360 を使えば他社のツールにも対応できます。

Firebase Analytics では、アプリ内でのユーザー行動を簡単に分析できるうえ、測定ツールが 1 種類に限定されません。Google タグマネージャやタグマネージャ 360 を使ってデータを収集し、Google アナリティクスなどの Google の分析ツールや、Google のパートナーが提供するさまざまな分析ツールにデータを送信できます。タグベンダー パートナーには、Kochava、Tune、adjust、AppsFlyer、Apsalar など、先駆的なアプリ アトリビューション ソリューションを提供する複数のベンダーが登録しています。Google タグマネージャは、ウェブ測定ベンダーを限定しない取り組みが長く評価されてきましたが、その取り組みがモバイルアプリ測定にも拡大され、Google だけでなくパートナーも意気込んでいます。
「Kochava は常に優れたツールとの連携によってデベロッパーの皆様をサポートできるよう全力で取り組んでいます。Firebase を通じて Google タグマネージャに画期的なサポートを提供できることになり、社内の士気も上がっています。」 
- Kochava CEO、Charles Manning 氏
ご利用中のパートナーが登録されていない場合でも、今後にご期待ください。今後も Vendor Tag Template プログラムを通じて、パートナーを継続的に拡大してまいります。

ご利用はお早目に

既にモバイルアプリで Google タグマネージャやタグマネージャ 360 をご利用の場合もご安心ください。既存のコンテナと現在の SDK は、引き続きこれまでどおりご利用いただけます。ただし、機能変更に伴う大きなバージョン アップの常として、モバイルアプリ向けの Google タグマネージャをなるべく早く最新バージョンにアップグレードされ、Firebase のご利用も開始されることをおすすめします。それにより、モバイルタグ管理の利便性を改善していただけます。

Google タグマネージャの詳細をご確認のうえ、ぜひご利用してください。


投稿者: Scott Herman - Google タグマネージャ担当プロダクト マネージャー

オプティマイズ 360 のご紹介: Google アナリティクス 360 スイート製品群

2016年5月23日月曜日 | 11:20

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この記事は、Google アナリティクス ソリューション 英文ブログ記事 「Spotlight on Optimize 360, part of the Google Analytics 360 Suite」 を元に構成しております。


優れたウェブ 体験の基礎となるのは統合されたマーケティング ツール

最近行われたマーケティング担当者に対する調査によると、マーケティング用のツール類が十分に統合されており、シームレスな連携が可能だと感じている回答者は 26% しかいませんでした。1

ユーザーが利用するチャネルやデバイスも、結果として生じるデータも多様化している現在、ツールの統合性が十分でないと、さまざまなカスタマー ジャーニーを把握し、正しく対応することは望めません。

マーケティング ツールが統合されていれば、豊富に蓄積された顧客行動についての分析情報が、そのままウェブサイトの体験を改善する材料として活きてきます。改善を要する箇所の特定や、ユーザー層に応じたきめ細かいカスタマイズも容易になるため、ひとりひとりのユーザーに最適な体験を提供することができます。

まさにそのために開発されたのが、Google オプティマイズ 360(ベータ版)です。他のツールとのネイティブ統合によってあらゆる重要なビジネスデータを活用できる、テスティングとパーソナライゼーションのための新しいソリューションです。

クリアな視点と迅速なアクション

Google アナリティクス 360 スイートは、多様なビジネスデータの統合と活用を目指したツール群です。オプティマイズ 360 では、この統合データをウェブサイトの体験改善に利用することができます。それも、平均的なユーザー像を想定した画一的なものではなく、ニーズも目的もそれぞれ異なる個々のユーザーに合わせたサイト作りが可能です。オプティマイズ 360 には次のような特長があります。
  • 一元化されたデータソース: ウェブ解析のデータとテスト運用のデータを同じツールで扱うことができるため、安心です。
  • テスト目標とビジネス目標の共通化: 多くの企業では既にアナリティクス 360 によってサイトでの主なアクティビティを測定し、重要な意思決定に活用していますが、オプティマイズ 360 ではこれらのアクティビティをテストの基準としてそのまま活用することができます。
  • シンプルかつ強力なパーソナライゼーション: アナリティクス 360 で割り出したセグメントを手軽に利用して、ウェブサイトのパーソナル化を図ることができます。

企業レベルのテスティングとパーソナライゼーションを手軽に

サイトで発信するメッセージの刷新から、カスタマー ジャーニーの抜本的な再構築まで、オプティマイズ 360 の使いやすいビジュアル エディタはあらゆる作業に対応します。

テスト運用する新しいバージョンのサイトが用意できたら、アナリティクス 360 の「目標」をテストの目標に指定し、同じくアナリティクス 360 のオーディエンスをターゲットに設定することができます。テスト結果の確認に使用するレポートは、ウェブ解析のレポートと共通点の多いものです。テスティングやパーソナライゼーションの全工程が、アナリティクス 360 とシームレスに統合されており、手軽に大きな成果が得られます。


オプティマイズ 360 で注文ページのコンバージョン率が 26% 向上した The Motley Fool

オプティマイズ 360 を導入した企業の多くは、統合された使いやすいテスティング ソリューションの恩恵を既に実感しています。The Motley Fool もそのひとつです。

The Motley Fool は世界中の投資家を支える金融サービスです。Tom Gardner と David Gardner によって 1993 年に創業された同社は、当初は投資関連の情報をまとめた身内向けのニュースレターに過ぎませんでしたが、世界的な企業となった今でもニュースレターは同社の主要商品です。

アナリティクス 360 のデータを定期的に確認する中で、The Motley Fool のチームは自社のセールス チェーンのほころびを発見しました。メール キャンペーンによってユーザーをニュースレター注文ページに送り込んでいるにもかかわらず、セッションの多くは注文につながっていなかったのです。

ニュースレター注文プロセスをユーザーにとってなるべくシンプルで手軽なものにすることを目指し、チームはさまざまな方法を模索していきました。アイデアのテストに活躍したのがオプティマイズ 360。結果の測定基準は、ニュースレターの注文数を測定するために既に作成していたアナリティクス 360 の「目標」です。

「アナリティクス 360 の既存データをテスティング プラットフォームで利用できることは、当社にとって非常に大きなアドバンテージでした」と The Motley Fool でデータ アナリティクス マネージャーを務める Laura Cavanaugh 氏は話します。「見込み顧客獲得数や注文数といった主要指標の測定に使用するサーバーサイドのイベント トラッキングは、99% という高い精度を示しました。他のデータソースとは比べものにならないレベルです。」

オプティマイズ 360 の恩恵は、テスト結果が明らかになる前からはっきりと表れていました。担当チームの貴重な時間やリソースの節約です。「マーケティング担当者がテストひとつを最初から最後までセットアップするのに、10 分もかからないくらいです」と Cavanaugh 氏は言います。

そしてテスト結果そのものも、明確かつ効果的なものでした。再設計された注文ページは、元のページを大きく上回るコンバージョン率を記録しました。

The Motley Fool の取り組みはまだまだ続きます。次に同社が計画しているのは、新規の見込み顧客に最適なランディング ページや、リピーター向けのエクスペリエンスのカスタマイズなど、ユーザー セグメントに応じた新しい要素の導入です。

アナリティクス 360 とオプティマイズ 360 を組み合わせて利用することで、さまざまな取り組みの効果を総合的に把握できるのも、同社にとって重要なポイントです。

詳しくは The Motley Fool の事例紹介の全文をご覧ください。

今後のさらなる展開

オプティマイズ 360 について詳しくは、ウェブサイトをご覧ください。

1出典: Forrester Research, Inc.「Discover How Marketing Analytics Increases Business Results」

投稿者: Jon Mesh(オプティマイズ 360 担当プロダクト マネージャー)、Tiffany Siu(オプティマイズ 360 担当プロダクト マーケティング マネージャー)

Firebase Analytics と Firebase のご紹介

2016年5月19日木曜日 | 12:35

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この記事は、Google アナリティクス ソリューション 英文ブログ記事 「Introducing Firebase Analytics」 を元に構成しております。


Google は次世代のモバイルアプリ(以下、アプリ)開発において、Android や iOS のアプリケーションとモバイル ウェブを統合的に開発できる Firebase の提供を開始しました。アプリ開発を従来よりも早くすることはもちろん、アプリの品質向上やユーザーの獲得、エンゲージメントの強化、アプリでのさらなる収益化に貢献する新しいツールです。Firebase のプラットフォームからは、無料でかつ無制限に利用できるアプリ分析ソリューションとなるFirebase Analytics も合わせて登場します。

これにより、アプリのみを分析する場合は Firebase Analytics が最も推奨するソリューションとなりました。Firebase Analytics はユーザー志向であり、また、そのユーザーが経験するアプリ上でのイベントを可視化することにフォーカスして開発されているため、無制限のアプリ イベント レポートや複数の広告ネットワークのアトリビューション分析、ポストバック機能を備えています。もし現在 Google アナリティクスをアプリ計測のために利用している場合は、パワフルで新しい機能を搭載できる Firebase と Firebase Analytics も並行して皆様のアプリに導入することをご検討ください。

Google アナリティクスはこれからもアプリ分析機能のサポートを継続するだけでなく、Google アナリティクス、またはアナリティクス 360 と同時に Firebase Analytics を利用するための、より良い分析機能を構築していく予定です。もしウェブとアプリのプロパティをお持ちの場合は、Google アナリティクスを、アプリ分析には Firebase Analytics を利用することをおすすめします。
また、Firebase Analytics を実装することに加えて Google アナリティクスで現在のアプリ分析の機能を継続して利用したいとお考えのお客様も多いと思います。2 つを同時に導入する場合はGoogle タグマネージャーが便利です。Firebase への実装はもちろん、その後タグマネージャーを使って Google アナリティクスにアプリのデータを送ることもできます。
Firebase Analytics と、アプリ分析を今まで以上に早く、簡単にするために機能拡張される Google タグマネージャーの詳細については改めてお知らせいたします。

どうぞ新しいモバイルアプリ分析体験をお楽しみください。


投稿者:Russ Ketchum( Group Product Manager)、 Google アナリティクス & Firebase チーム

アナリティクス 360 が実現する進化したマーケティング: Google アナリティクス 360 スイート製品群

2016年5月18日水曜日 | 22:48

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この記事は、Google アナリティクス ソリューション 英文ブログ記事 「Spotlight: Smarter Marketing with Analytics 360, part of the Google Analytics 360 Suite」 を元に構成しております。


Google アナリティクス の主な役割は、よりスマートなマーケティングを実現し、カスタマー ジャーニーの理解、インサイトの獲得と共有、優れたユーザー体験の提供に貢献することです。

企業がこういった目標を達成するには、縦割りの組織を超えた横断的な取り組みが必要となるでしょう。ウェブサイトのデータにおいても、同様にシームレスな統合が不可欠です。カスタマー ジャーニーには、マーケティング キャンペーンの体験も、ウェブサイトやアプリの体験も含まれます。意義のある分析を行い、優れたユーザー体験を実現するには、マーケティングからウェブサイトまで、さまざまな体験を包括する完全なデータが必要です。

Google アナリティクス 360 スイートの一部として提供されるアナリティクス 360 は、まさに包括的な理解を、従来からの AdWords との統合を活かして実現するマーケティングプラットフォームです。さらに、DoubleClick Digital Marketing プラットフォームについても同様の連携ができます。 DoubleClick Campaign Manager* はもちろんのこと、 DoubleClick Bid Manager* および DoubleClick Search* のキャンペーンを通して得られたユーザー エンゲージメントに関する情報を、アナリティクス 360 から直接参照することができます。アナリティクス 360 のアカウントを DoubleClick Digital Marketing と接続するのは非常に簡単で、特別な導入作業は必要ありません(サイトやキャンペーンでのタグの再設定も不要です)。

*注意: リンク先は Google アナリティクス 360 のお客様専用のコンテンツです。

これらの新しい機能により、アナリティクス 360 を利用するマーケティング担当者は、ある顧客がマーケティング キャンペーンと最初に接触した時点から、最終的にウェブサイトで商品を購入する(あるいはしない)ところまで、カスタマー ジャーニーの全貌をクリアに見渡すことができます。サイトでのユーザー エンゲージメントの状況は、広告を目にしたユーザー(ビュースルー)と広告をクリックしたユーザー(クリックスルー)のそれぞれについて分析することが可能です。ビュースルー ユーザーの情報は、特にディスプレイ広告、動画広告、モバイル広告などで重要です。これらの広告を目にしたユーザーは、その場で広告をクリックするのではなく、後でウェブサイトを訪問することが多いからです。

パナソニックなどの企業も、既にマーケティング メディアとの統合を活かしてデジタル マーケティング キャンペーンの投資収益率(ROI)向上に取り組んでいます。アナリティクス 360 が実現する広告との統合により、パナソニックはデジタル キャンペーンのデータをひとつのプラットフォームに集約し、顧客についての分析を深めることができました。また、得られた分析をメディアツールへとフィードバックして関心の強いユーザー層を発掘し、ユーザーに合ったエクスペリエンスを最適な瞬間に提示することにより、同社は 30% もの投資収益率向上に成功しています。

今回 Google の広告テクノロジーとの統合がさらに進んだことを受けて、スマートなマーケティングの実現に役立つ 2 つの活用方法についてお話ししたいと思います。顧客およびカスタマー ジャーニーの理解、そしてユーザーにとって的確なエクスペリエンスの形成です。

顧客およびカスタマー ジャーニーの理解


広告を目にして、あるいはクリックしてサイトにアクセスしたのは、どんなユーザーだったのでしょうか。そしてサイトにアクセスした後はどうなったのでしょうか。すぐに離脱したのでしょうか?特定の商品について調べたのでしょうか?ニュースレターに申し込んだのでしょうか?デジタル マーケティングと接触したユーザーは、サイトでどんなことをしていたのでしょうか。広告サービスとの統合により、アナリティクス 360 ではこういった疑問に答えを見つけることができます。また、次のような活用方法も考えられます。

  • 新しい商品の発売にあたり、顧客を呼び込むためにディスプレイ広告と検索広告の掲載を始めたとします。あるキャンペーンのコンバージョン率が低いので掲載をやめようかと思いきや、そのキャンペーンについてサイトの解析データで調べてみると、興味深いことがわかりました。特定のディスプレイ広告とキーワードから、多数の新規ユーザーが流入しているのです。しかもこのルートで得られた新規ユーザーの中には、エンゲージメントの活発なユーザー、つまり商品詳細ページを多数閲覧したり、サイトに長時間滞在したりするユーザーも含まれています。そこで、キャンペーンを停止させる代わりに、エンゲージメントの活発な新規ユーザーの獲得に貢献しているアド エクスチェンジやキーワードを重視する形で、キャンペーン内の広告のターゲティングを絞り込むことにします。また、これらの新規ユーザーをサイトに呼び戻して商品を購入してもらえるよう、リマーケティング キャンペーンを作成します。
  • クリックやビュースルーが多いものの、コンバージョン率が低いキャンペーンが見つかったとします。アナリティクス 360 で分析したところ、このキャンペーン経由でサイトにアクセスしたユーザーのほとんどはすぐに離脱(直帰)していましたが、あるセグメントのユーザー(たとえば 18~35 歳の女性)に限っては、きわめてコンバージョン率が高いことがわかりました。そこで、このセグメントのユーザーをさらに呼び込めるよう、広告のメッセージ設定やクリエイティブ、掲載先などを調整し、入札単価を引き上げることにします。

ユーザーにとって的確なエクスペリエンスの形成

サイトでの行動は、そのユーザーの人となりや関心範囲について多くを語ってくれます。こういった情報をマーケティング戦略に反映しない手はありません。たとえば次のような活用方法が考えられます。
  • ショッピング サイトで、商品を長時間閲覧したりカートに追加したりするものの、結局購入はしないユーザーが目に付いたとします。そこで、季節の変わり目のセールのタイミングでリマーケティングを行うことにします。リマーケティング キャンペーンによって、以前関心を示した商品がセール中であることを伝え、再度購入を検討してもらいましょう。
  • ケーブルテレビ会社で、HDTV をオンラインでストリーミング配信する新しいサービスを、高速インターネット プランを契約中のユーザーにおすすめしたいとします。この場合、対象プラン契約者に対してリマーケティング広告を表示することで、これらのユーザーのライフタイム バリュー向上を狙うことができます。

このように、解析データと広告キャンペーンのデータの融合には、企業にとっても顧客にとっても大きな可能性が秘められています。顧客は自分にとって意味のある内容のマーケティングを受けることができ、企業は関心を持ってもらえる可能性の高い顧客にマーケティング費用を集中させられるという、Win-Win の関係です。

DoubleClick Bid Manager* および DoubleClick Search* との統合について詳しくは、Google アナリティクス 360 スイートのヘルプセンターをご覧ください。従来から提供されている DoubleClick Campaign Manager* や AdWords との統合についての情報もご用意しています。アナリティクス 360 では今後もさらに革新的な機能の充実に努めていく予定ですので、引き続きご注目いただければ幸いです。ご利用をお待ちしております。

*注意: リンク先は Google アナリティクス 360 のお客様専用のコンテンツです。


投稿者: Abhi Aggarwal、Jocelyn Whittenburg(Google アナリティクス チーム)