Google アナリティクスと検索広告向けリマーケティング リスト(RLSA)で最適なユーザーを呼び込む

2016年6月13日月曜日 | 10:01

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この記事は、Google アナリティクス ソリューション 英文ブログ記事 「Attracting the Right Audiences with Google Analytics and Remarketing Lists for Search Ads」 を元に構成しております。


この記事は、Google アナリティクス認定パートナーの LunaMetrics で検索部門のマネージャーを務める Andrew Garberson 氏によって寄稿されたものです。同社の事例紹介の全文では、Teach For America が LunaMetrics と提携して、検索広告向けリマーケティング リスト(RLSA)と Google アナリティクスを活用し、多様性に富む優れた人材を呼び込むことに成功した経緯が詳しく紹介されています。併せてご覧ください。

ウェブサイトのユーザーは、コンバージョンに至るまでの間に、ニーズや好みについての情報を提供してくれます。たとえば大学を受験するユーザーであれば希望する専攻分野、住宅の購入を考えているユーザーなら価格帯、アナリティクスのトレーニング参加希望者ならアクセスしやすい都市といった具合です。

このように自発的に提供された情報は、カスタム ディメンションという形で Google アナリティクスに収集・蓄積することができます。上の例に当てはめれば、それぞれ次のようになります。
  • 出願者 A は生物学を研究したいと考えている。
  • 購入希望者 B は $200,000 の住宅を探している。
  • 参加希望者 C は横浜で受けられるトレーニングを探している。
同様のコンセプトを、あるビジネスに対して関心を示したユーザーすべてに当てはめてみましょう。大学受験生や、住宅の購入を考えているユーザーや、トレーニング参加者の情報が、1 人ではなく何千人、あるいは何万人、何十万人といった規模で集まることになります。カスタム ディメンションをこのように利用することで、共通点のあるユーザー群をオーディエンス(ユーザーリスト)としてまとめることができます。


作成したオーディエンスをマーケティングに利用すれば、さまざまなユーザーを効果的に目標達成へと導くキャンペーンを作成することができます。検索広告向けリマーケティング リスト(RLSA)はそういった手法のひとつで、既にコンバージョン プロセスに着手しているユーザーに対して、専用にパーソナライズされた検索広告を表示することで、コンバージョン完了へと導くというものです。

Teach For America にとってもこういったコンセプトは魅力的なものでした。Teach For America は世界でもトップクラスの人材を求めていますが、高給を提示する大企業と争いながらこういった人材を確保するのは簡単なことではありません。厳しい選抜プロセスの間も応募者の関心を保ち続ける工夫が必要です。

LunaMetrics と組んだ Teach For America は、優秀な応募者からの認知度を保つべく、ユーザーが自己申告した情報に基づく広告メッセージのパーソナライズとターゲティングの調整を行いました。その結果、オーディエンス ターゲティングを使用しないキャンペーンと比べてコンバージョン率が 57% 上昇し、優秀な応募者の識別とターゲティングの精度も向上しました。詳しくは事例紹介の全文をご覧ください。

「最適なユーザーに最適なタイミングと場所でアプローチできているという確信が得られることは、マーケティング担当者として理想的な状況でしょう。成果は一目瞭然です。Google アナリティクスと RLSA という相性抜群のコンビネーションにより、最適な応募者に最適なメッセージを伝えることができました。」 
—Teach For America、デジタル集客およびチャネル成長担当シニア マネジング ディレクター、Stacey Jaffe 氏

投稿者: Daniel Waisberg(Google アナリティクス チーム所属アナリティクス アドボケイト)

キャンペーンのタグ設定を効率化

2016年6月8日水曜日 | 10:00

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この記事は、Google アナリティクス ソリューション 英文ブログ記事 「Efficient Campaign Tagging」 を元に構成しております。


キャンペーンの成果を評価し、さまざまなメディア チャネルの効果を分析するためには、あらゆるトラフィックの参照元を特定する必要があります。現在では、トラフィックの参照元の特定には、Google アナリティクスと AdWords アカウントのリンクを設定する方法や、他の購入チャネルのリンクをカスタム キャンペーン パラメータを使ってカスタマイズする方法が用いられています。キャンペーン パラメータを含むこうしたリンクの生成には、Google の URL 生成ツールがよく使われています。

大規模な組織では、複数の部門がウェブサイトへのトラフィックの購入、促進を行うことも珍しくありません。ある部門が有料検索、別の部門がアフィリエイト、また別の部門がソーシャル メディアからのトラフィックを担当するといった具合です。こうした分業では、メッセージが伝えられたすべてのチャネルを分析対象として、さまざまなメディア チャネルを比較したり、特定のキャンペーンの総合的な効果を確認したりする場合に、効果的にデータを整理する必要があります。

組織内の多くのスタッフが名前付けのガイドラインに従う必要がある状況では、キャンペーンの命名規則を設定したり、すべてのメディア チャネルの命名方法を決めたりすることが難しくなります。サイトのトラフィックの参照元を定義する方法に一貫性がないと、信頼性の確保に高品質なデータが求められるアトリビューション モデルの構築も困難になります。

そこで Outfox(Google アナリティクス認定パートナー、Google アナリティクス 360 販売パートナー)は、Google アナリティクス キャンペーン URL という Google スプレッドシート用アドオンを開発しました。一貫性を保ちながら、カスタム キャンペーン パラメータでタグを設定したリンクを簡単に生成できるツールです。このツールで作成したタグ用のシートでは、使用するパラメータを指定したり、メディアや参照元、キャンペーンなどをプルダウン リストから選択可能にしたりできます。このスプレッドシートは複数のユーザーで簡単に共有できるほか、アクセス権を割り当ててプルダウン リストの値を追加、変更できるユーザーを管理できるため、社内のニーズや各部門の業務に合わせてタグ用のシートを作成できます。


詳細については、ヘルプセンターの Google アナリティクス キャンペーン URL の使用方法と、Google スプレッドシートへのインストール方法をご覧ください。


投稿者: Christoffer Lutheran (Google アナリティクス360 認定リセラー Outfox、アナリティクスディレクター)

PR におけるレポーティングの新たな展望: 成果の伝達と意思決定の推進

2016年6月7日火曜日 | 10:00

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この記事は、Google アナリティクス ソリューション 英文ブログ記事 「The New PR Reporting Landscape: How To Show Value and Drive Decisions」 を元に構成しております。


執筆者: Rajagopal Sathyamurthi(AirPR 社 CTO 兼共同創業者)、Leta Soza(AirPR 社 PR エンジニアリングおよびオペレーション担当ディレクター)

PR(パブリック リレーションズ、広報)で常に問題となるのは、活動の成果を、企業の幹部や経営者層から見て説得力のある形で提示できるかどうかという点です。

PR Tech」という概念が登場し、PR 活動とビジネス目標との関連付けが始まるまで、PR 業界で成果を伝える尺度として使用されていたのは、主にアウトプット志向の指標(インプレッション、プレスヒット数、AVE(広告価値換算)など)でしたが、これらはビジネス目標と連動しないことも多く、その後の意思決定にはあまり役立ちませんでした。

PR 業界がアウトプット ベースのレポートよりもデータ志向の成果判定を重視するようになってきたことで、こういった状況も変化しつつあります。サイト訪問者数、エンゲージメント、メッセージの「プルスルー」といった指標が、PR の成果測定の新しい基準として急速に台頭してきています。しかしながら、これらの指標が幅広く受け入れられるためには、まずこういったデータを効果的かつ効率的にレポート化できるメカニズムがなければなりません。

業界全体が共有するこの課題を解決するため、AirPR では新しいレポーティング スイート(「Reporting Suite」)をリリースしました。同じく当社の測定・分析ソリューションである「Analyst」から PR 活動のアウトプット データを受け取り、任意の成功指標に基づく実用的なレポートを自動作成するというものです。

レポーティング スイートが威力を発揮する鍵と言えるのが、Google アナリティクスとの独自の統合です。これによって、Google アナリティクスのデータからサブセットを切り出して、分析や視覚化を行うことが可能になっています。

Google アナリティクスの Core Reporting API では、ユーザー数と目標 / イベント コンバージョンという、いずれも PR のプロフェッショナルにとってきわめて有用な指標にアクセスできるようになっています。この指標データを前処理してレポーティング スイートに取り込むことで、データの推移を観察し、PR コンテンツによって促進されたトラフィックやエンゲージメントがどのような影響を及ぼしているか調べることができます。

PR 担当者がこういったデータを手軽に参照できるようになっていれば、「カバレッジの増加とトラフィックの増加に対応関係はあるか?」というようなレベルではなく、「トラフィック、エンゲージメント、拡散性といった面で最も効果があるのはどういったナラティブ、掲載先、あるいはトピックか?」というレベル、ひいては「成功パターンを敷衍・反復するにはどうすればいいか?」といったところまで議論を進めることができます。


こういった重要な指標を AirPR のデータ、分類機能、そして独自のアルゴリズムと組み合わせることで得られるもうひとつのメリットは、複雑なデータを手軽にさまざまな切り口で分析・視覚化できる点です。

完全なリファラー(コンテンツ ソース)や日付(時間のサブセット)といったディメンションは、さまざまな時間的スパンの中でどういったメディア アウトレットやコンテンツが最も効果を発揮しているのか理解する上で欠かせない切り口です。


AirPR の測定・分析ソリューション「Analyst」では、Google アナリティクスのダイレクト アトリビューション データに PR 関連のデータを加味することで、ウェブサイトへのリンクを含むコンテンツのパフォーマンスはもちろん、リンクを含まない記事、あるいはリンクがクリックされなかった記事の影響力も追跡・表示することができます。

AirPR のレポーティング スイートの狙いのひとつは、PR における成功の定義のあり方を問い直すことです。PR 担当者自身が自社やクライアントの PR に最も実効性がある手法を把握できることは言うまでもないメリットですが、ビジネス リーダー層に PR の成果を伝える際、主要なデータポイントを材料に簡潔に語ることができるというのも重要な点です。

以下、PR 担当者の努力の成果を経営者や上司にわかりやすく伝えるための簡単なヒントをいくつかご紹介します。いずれも使用しているテクノロジーや手法を問わない内容ですので、ぜひご活用ください。

最大の成功と最終的な成果を伝える

  • この月に指標 X の観点で最も優れていたのはコンテンツ Y でした。それによって得られた成果は Z です。

ストーリーは数字で語る

  • X において前月比 Y% の変化が見られました。これは当社にとって Z という意味を持ちます。

ビジネス上の成果をアピールする

  • アクティビティ X はビジネス目標 Y にこのような効果をもたらしました。

次の一手を共有する

  • データ X を踏まえ、今後は Y に注力していきます。
PR のプロフェッショナルに残された課題は、今後の意思決定にどういった指標が重要かという点で、意識を改革していくことです。インプレッションやプレスヒットは、「アクティビティ ベースの指標」という観点では確かに重要ですが、全体像の把握には必ずしも役立ちません。重要なメッセージを伝え、目的のユーザー層にリーチし、商機を呼び込み、ビジネス目標を達成していく上で、最も効果的なのはどういったメディアやコンテンツでしょうか。豊富に得られる情報を有効利用し、正確に評価し続けることが求められています。


投稿者: Google アナリティクス テクノロジー パートナー AirPR

Google アナリティクスを活用してオンラインから実店舗への流れをトラッキングした Petit Bateau

2016年6月6日月曜日 | 13:35

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多くの消費者が実店舗で商品を購入する前にオンラインで情報収集している事実を踏まえ、フランスの衣料小売業者 Petit Bateau は、自社の顧客のオンラインとオフライン(実店舗)をまたいだ購入行動について理解を深めたいと考えました。そこで同社は Google アナリティクスを導入。強固な機能であるUser ID Measurement Protocol を活用して実態解明に取り組みました。

Petit Bateau のフランス国内の顧客は、153 か所ある実店舗に加え、同社のサイト Petit-bateau.fr にもアクセスしています。ログインしたユーザーがその後、実店舗でポイントカードを使用して商品を購入した場合は、サイトでの行動とその取引をマッチングさせることが可能です。


同社が個人の特定につながらない実店舗データを Google アナリティクスにアップロードしたところ、以下のとおり、実店舗での購入を促進するうえでデジタルが重要な役割を担っていることが明らかになりました。

  • 店舗内で購入した顧客の 44% が購入日までの 1 週間の間にサイトにアクセスしていた。
  • 店舗内で購入した顧客の 9% が購入日当日にサイトにもアクセスしていた。

さらに分析を進めていくと、オンライン ユーザーを実店舗に誘導することがモバイルでは特に重要であることが判明しました。モバイル ユーザーが店舗内で購入に至った割合は PC ユーザーよりも 11% 高く、その際の消費額も 8% 上回ったのです。

Google アナリティクスを活用してオンラインとオフラインをまたいだ購入行動を測定したことで、Petit Bateau は、オンライン マーケティングが実店舗での売上に与える効果をより的確に把握できるようになりました。また、分析データに基づき AdWords の広告費用対効果を再計算してみたところ、実店舗での売上を合算すると 6 倍向上することもわかりました。このように実店舗での取引について再考することは、Petit Bateau にとってさまざまなメリットがあります。具体的には、自社ブランドのデジタル マーケティング プログラムを改善する、メディア関連の予算配分に関する判断をより多くの情報に基づいて下す、ショッピングの際にデジタル環境と物理環境をシームレスに行き来する消費者に優れた利便性を提供する、といったことが可能となっています。

事例紹介の全文と詳細については、こちらをご覧ください。


投稿者:Google アナリティクス チーム

アトリビューション 360 のご紹介: Google アナリティクス 360 スイート製品群

2016年6月3日金曜日 | 10:00

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この記事は、Google アナリティクス ソリューション 英文ブログ記事 「Spotlight on Attribution 360, part of the Google Analytics 360 Suite」 を元に構成しております。


マルチチャネル型のマーケティング戦略にはマルチチャネル対応の測定手法を

マーケティング活動の成果をチャネル別に捉える考え方は、もはや意味をなしません。マイクロ モーメントが支配し、ユーザーがデバイス間を自由に行き来する今日の複雑な環境においては、各種マーケティング活動を隔てる境界線は薄れつつあります。デジタル マーケティングの領域と従来型マーケティングの領域が重なり合い、オフラインでの成果を求めてオンラインに投資することも、あるいはその逆も、決して珍しくなくなっています。クロスチャネル型のマーケティングに取り組むことは、チャネル別の枠組みに沿った考え方から脱却し、総合的なマーケティング戦略の最適化に向けて理解を深めるチャンスとも言えるでしょう。

Google アトリビューション 360 を使うと、オンラインとオフラインのすべてのチャネルについて、マーケティングの投資効果をまとめて分析し、予算配分を最適化できます。分析の強化、カスタマー ジャーニーの改善と活性化、投資収益率の向上にご活用ください。


アトリビューション 360 では、デジタル アトリビューション、マーケティング ミックス モデリング、そしてテレビ アトリビューションの 3 機能により、あらゆるデータ ストリームを分析し、さまざまなマーケティング活動を包括する正確なアトリビューション モデルを構築することができます。
  • デジタル アトリビューションは、サイロ化したさまざまなデータソースの統合と解釈、データ主導のアトリビューション モデリング、そしてデジタル マーケティング ミックスの最適化をサポートします。最初または最後の接点を偏重するモデルや、根拠に乏しいルール型のモデルに頼るのではなく、カスタマー ジャーニーの中で発生したタッチポイントをもれなく捉え、それぞれの貢献度に応じた正確な評価を行います。
  • マーケティング ミックス モデリングは、ラジオ、テレビ、印刷物、OOH(屋外広告)、デジタルなど、さまざまなチャネルのパフォーマンスを総合的に俯瞰する視点を提供します。また、経済状況、季節性、競合状況といった外的要因がマーケティング活動に与える影響も分析の対象となります。
  • テレビ アトリビューションは、認知度向上や需要促進をテレビに頼っている企業に、デジタル広告のデータと放送広告のデータを統合し、チャネルをまたいだパフォーマンス把握を行う手段を提供します。テレビ広告の放送状況を分刻みで記録した正確なデータを、ウェブサイトや検索サイトに掲載したデジタル広告のデータとともに分析することにより、個々のテレビ広告枠の貢献度を明らかにします。
アトリビューション 360 をテレビ広告とデジタル広告の橋渡しに活用している例として、Open Colleges の事例をご紹介します。

Google アトリビューション 360 を活用してテレビ広告がオンラインでの集客に及ぼす効果を明らかにした Open Colleges

オーストラリアを代表するオンライン教育組織 Open Colleges は、テレビ広告はターゲット層に働きかける上で強力なツールになり得ると考えていましたが、データ主導型でリード(見込み顧客)獲得数という具体的な成果を重視する組織風土もあり、実際の効果を測定し、投資を正当化するのが難しい点が導入のハードルとなっていました。テレビ広告が実際どの程度のリード獲得につながるのか調べ、チャネルをまたいだカスタマー ジャーニーのあり方を理解し、マーケティング ミックスの新たな展開を模索する必要がありました。そこで浮上したのが Google アトリビューション 360 の採用です。

担当チームは 2015 年に、3 か月間にわたってアトリビューション 360 のテスト運用を行いました。テストの舞台となったテレビ広告キャンペーンのターゲットは、キャリアの強化や転換を目指す 25~54 歳の女性。Open Colleges の主要ユーザー層です。料理番組、シリーズ番組、連続ドラマ、ニュース、モーニング ショーなど、さまざまなテレビ番組で広告放映が試みられました。

テスト運用の結果

アトリビューション 360 のおかげで、テレビ視聴者を引き付けたり情報の検索を促進したりするためにどういった番組の放送枠が有効かは一目瞭然でした。大量のインプレッション(広告の閲覧数)を稼げるのはニュースやモーニング ショーですが、リード獲得に大きな効果を発揮するのは「エレンの部屋」や「グレイズ・アナトミー 恋の解剖学」などの軽い娯楽番組でした。また、最もエンゲージメントが活発なのは土曜日でしたが、費用効率が高い(平均 12%)のは月曜日と火曜日の放送枠であることがわかりました。

「時間帯別の成果、CM の 15 秒版と 30 秒版の比較、フライティングなど、キャンペーンのさまざまな面について、これまでは難しかったような深い分析が得られました」と Open Colleges のブランド&コミュニケーション責任者 Matt Hill 氏は話します。

また、テレビを見ながら別のデバイスを眺めるユーザーにあっては、エンゲージメントは PC よりもモバイルのほうが、またタブレットよりもスマートフォンのほうが、はるかに活発であることがわかりました。

「ソファーに座ってテレビ広告を見ている人は、気になることがあったからといってノートパソコンをテレビの前に運んできたりはしません」と Hill 氏は話します。「スマートフォンを引っ張り出して、その場で当社の情報を検索するのです。」たとえばゴールデンタイム(18~22 時)のテレビ広告放映によるものとされるアクセスのうち、81% がモバイル由来のものでした。

戦略への反映

テスト運用の結果が出始めると、Open Colleges の担当チームは得られた知見を活用し、キャンペーン、広告購入、クリエイティブなどに反映していきました。発見のひとつは、テレビ広告の放映によってユーザーからの反応が生じているときは、「オンライン講座」などのキーワードに対して最上位またはそれに近い掲載順位で検索広告を表示する必要があるという点でした。「検索広告の入札戦略はテレビ広告と連動させる必要があります」と Hill 氏は言います。「テレビ広告によって、オンラインの教育コンテンツについて検索するモバイル ユーザーが増えているときに、検索広告が表示されていなければ、せっかくの投資を十分に活用できないことになります。」

最初の 3 か月間で、Open Colleges の主要ターゲット層(25~54 歳の女性)において大幅な成果向上が見られました。これを受けて担当チームは、西オーストラリア州で小規模なユーザー層をターゲティングしたり、オフピークの時間帯の番組での CM 放映を試みたり、15 秒版の CM の投資収益率が最も高くなる時間帯を探るなど、さまざまな新しいアプローチを試しているところです。

「従来の指標だけではもう不十分と言うほかありません」と Hill 氏は話します。「マーケティングへの投資が具体的にどういった成果を生んでいるのか知る必要があります。テレビ アトリビューションはそれを明らかにするとともに、テレビ広告はビジネス指標の面で確実な成果をもたらす手法だという確信を与えてくれました。コンバージョンへの道筋を理解し、オフライン広告への投資がもたらす効果を把握して投資収益率を高めたければ、アトリビューション 360 は必携のツールです。」
Open Colleges の事例について詳しくは、事例紹介の全文をご覧ください。

アトリビューション 360 では今後もさらに革新的な機能の充実に努めていく予定ですので、引き続きご注目いただければ幸いです。

投稿者: Dave Barney(Google アトリビューション 360 担当プロダクト マネージャー)

データスタジオのご紹介:新しいデータ の可視化

2016年6月2日木曜日 | 13:42

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この記事は、Google アナリティクス ソリューション 英文ブログ記事 「Announcing Data Studio: our free, new, Data Visualization Product」 を元に構成しております。


Google は今年初め、Google アナリティクス 360 スイートのリリースを発表した際に、データの可視化とレポート作成を行える新しい大規模企業向けプラットフォーム、データスタジオ 360 もご紹介しました。

そして先週の Google Performance Summit では、個人や中小規模企業のお客様に最適な無料版のデータスタジオを発表しました。データスタジオを使用すると、あらゆるマーケティング データに接続してわかりやすいレポートを作成できます。また、レポートの共有も簡単で、自由にカスタマイズすることも可能です。以下に、データスタジオのメリットを簡単にまとめます。

組織内のみならず、世界規模で容易にデータを共有可能

データには、組織内のすべてのユーザーが容易にアクセスできるようにするべきである。これこそが、データスタジオの根底にある考えです。Google では、データにアクセスできるユーザーが増えれば、より的確な意思決定を下せると考えています。

複数のデータコネクタを使用することで、さまざまな種類のデータから容易にマイレポートを作成し、組織全体で共有できます。1 つのレポート内で組み合わせるデータソースは自由に選べます。たとえば、Google アナリティクスのデータと Google AdWords のデータを 1 つのレポートにまとめることが可能です。


Google では現在、複数のデータコネクタをご用意しており、Google アナリティクスや Google AdWords、Google スプレッドシートなど、多くの Google サービスに接続していただけます。一方、データスタジオでは幅広いデータソースとの統合が可能です。BigQuery 用のコネクタもご利用いただけるほか、自社の独自データへのアクセスを可能にする SQL データベースに対するコネクタもまもなく提供できる見込みです。

他のユーザーとのレポート共有だけでなく、真のコラボレーションを実現する点もデータスタジオの大きなメリットです。Google ドキュメントと同じインフラストラクチャを採用しているため、レポートの編集をリアルタイムかつ共同で行えます。複数のチームからのデータを結合したり、各ユーザーがそれぞれ分析データやコンテキスト情報をレポートに追加したりできるので便利です。

レポートやデータをさまざまな形式で表示できる視覚化ツール

データスタジオでは、共有やコラボレーション ツールだけでなく、データの表示方法を柔軟にカスタマイズすることも可能です。棒グラフや円グラフ、時系列表示はもちろんのこと、新しい視覚化機能もいくつか搭載しています。ビジネス目標の達成に向けた進捗状況の周知に役立つブレットグラフはその一例です。

また、表形式のデータを使用してヒートマップを作成できる高度な機能もご利用いただけます。こうした視覚化機能により、データ表に異常値が存在する場合も、すばやく簡単に特定することが可能です。


他にも、データスタジオには、データの表示方法のカスタマイズに役立つさまざまな機能が搭載されています。優れたツールを多数ご利用可能で、特定のブランドに特化したレポートを作成できます。また、インタラクティブなコントロール要素も用意されており、たとえば日付選択機能や動的なフィルタを使用すれば、閲覧者に対するレポートのインタラクティブ性が高まります。

たとえば、ユーザーがレポートを国別に分割できるようにする場合は、レポートの上部にコントロール要素を追加するだけで、データを動的に分割できます。下の画像ではチェックボックスを設置しており、ユーザーが選択した内容に基づいて地図やデータ表内のデータが変更されます。


なお、社内の他のユーザーによるデータの理解を支援するツールは他にも多数ご用意しています。

組織の規模に応じて選べる 2 つのバージョンを提供

データスタジオ 360 と無料版のデータスタジオの最大の違いは、アカウントごとに作成できるレポートの数の上限です。無料版では 5 件までとさせていただいております。ただし、データソースへのアクセスや、レポートの表示、編集、共同作業については、どちらのバージョンでも制限なく行えます。詳細については、ヘルプセンターをご覧ください。

ご利用方法

ご利用を開始する準備が整ったら、最初のレポートの作成方法について解説した短い動画をご覧ください。

続いて、インタラクティブなチュートリアルをご覧ください。こちらは、データスタジオと併せて作成されています。アカウント内のレポートのリストで [データスタジオへようこそ(ここから開始)] を選択すれば、ご覧になれます。

データスタジオは現在、米国で先行リリースしておりますが、年内中に他の地域でもご利用可能になる見込みです。皆様のさらなるデータ共有と効果的なビジネス上の意思決定の一助となれば幸いです。

Happy Dashboarding,

投稿者: Nick Mihailovski、Nathan Moon (データスタジオ担当チーム)

AdWords でラストクリック型以外のアトリビューションも活用する

2016年6月1日水曜日 | 10:27

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この記事は、Google アナリティクス ソリューション 英文ブログ記事 「Move beyond last click attribution in AdWords」 を元に構成しております。


ユーザーは多くの場合、複数のデバイスでさまざまな広告を見てから、商品の購入や航空券の予約、アカウントの開設に至ります。そのため、ラストクリック型のアトリビューションだけでは分析が不十分な場合もあります。2014 年には、AdWords にアトリビューション モデリング ツールが導入され、ユーザーが広告にどのように反応しているかを示す分析データを参照できるようになりました。そして今月中には、さまざまなアトリビューション モデルをコンバージョン データや単価設定と連動させることができるようになります。

各コンバージョン タイプで、コンバージョンの設定時にシンプルなメニューを使い、6 種類のアトリビューション モデル(ラストクリック、ファースト クリック、線形、減衰、接点ベース、またはデータドリブン)から選択できます。新しいモデルを選択すると、Google 検索上の検索広告とショッピング広告に対するすべてのクリックを対象として、コンバージョン経路全体に貢献度の再割り当てが行われます。以降はそれに応じてコンバージョンのデータも変化します。コンバージョンの新しい計測方法に合わせて単価設定を調整できるほか、検索広告向けの自動入札機能を使用している場合は、新しいモデルに合わせて入札単価が自動的に最適化されます。詳細については、ヘルプセンターをご覧ください。


AdWords に十分なデータの蓄積がある広告主様であれば、新しいデータドリブン アトリビューション モデル(公開ベータ版)も選択できるようになります。このアトリビューション モデルは、アナリティクス 360アトリビューション 360DoubleClick でも利用できます。ルールベース型のモデルとは異なり、データドリブン アトリビューションでは、機械学習によってアカウント全体でコンバージョンに至った経路と至らなかった経路がすべて評価され、各接点に適切な貢献度が割り当てられます。このモデルでは、広告のインタラクション数、接触の順序、広告のクリエイティブなどの多数の要素を基に、コンバージョンの獲得に最も効果的なキーワードやクリックが割り出されます。

広告主の皆さまにアトリビューションを効果的に活用していただくために、新しい運用ガイドの「ラストクリック型のみのアトリビューションからの脱却」を作成しました。このガイドでは以下の内容を解説しています。
  • ラストクリック型のみのアトリビューションから脱却することの重要性を見極める
  • ニーズに合ったモデルを選択する
  • 初期段階での貢献度が高いキーワードの価値を適切に評価する
  • アトリビューションを行動に生かす
  • アトリビューションの手法を発展させて測定データの質を高める
この新しい機能と運用ガイドを、マーケティング キャンペーンの最適化や成果の向上に生かしていただければ幸いです。また、近いうちに検索広告以外にもこの機能の対象範囲を拡大していこうと考えています。


投稿者: Joan Arensman (プロダクトマネージャー)、Wilfred Yeung (プロダクトマネージャー)